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BLマンガ
ニィーニの森
1巻完結

ニィーニの森

600pt/660円(税込)

420pt/462円(税込)
5/31まで

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作品内容

ニィーニの森はさまざまな種族が集う不思議な森。満月に願えば湖の妖精が願いを叶えてくれる――。そこは、夢の世界。人間は動物に、動物は人間に、種族を変えて愛おしい生を共におくる。 鬼才・SHOOWAがボーイズラブの新境地を拓く! 不思議の森の住人たちを描いた切なく野性的な感動の人外BLファンタジー。

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作品ラインナップ  全1巻完結

レビュー

ニィーニの森のレビュー

平均評価:4.5 101件のレビューをみる

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高評価レビュー

心がいっぱいになる頭がクラクラする
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 赤身の肉を食べてはいけない「ニィーニの森」を舞台にした、大きく分けて4つのオムニバス作品。
▲カエルとウサギの可愛いお話。カエルくんの着ぐるみ欲しいと思う。そして、後々思い返すのです、この2人の穏やかで幸福なときを。
▲1話に登場したネコ科ココとココを育ててくれたウルフのお話。何度読み返しても泣けて仕方ないです。先に書いてしまうと、私は、この作品は「生きる」ことの尊さを描いていると思うのですが、ウルフを通して、「命を全う」し、「死ぬ」ことを受け入れる潔さも感じます。そして、ココのことを想う、無償で限りのない深い「愛」にただただ涙がこぼれます。
▲番外編としてカブトムシのお話。一夏のカブトムシのブロマンスを通して、自分たちのしがらみも消したいと思う男の子と「ニィーニの森」を夢の世界と言う男が切ない。夢が叶えばいいと願わずにはいられない。
▲前中後編と作品の中でも一番分量があり、熱量を感じます。まさか、1話で股間にリンゴくっつけてた不愛想ウサギとココが恋していた見境ナシ男オーウェンが主役を張るとは思っていなかったです。作者さんの作品は、人物相関図が割と複雑だなと思うのですが、こちらもその複雑さを生かしながら、人の性(サガ)、業(ゴウ)、憎しみ、残虐さを描かれていて、前3話との対比がすごいです。ウサギの耳があるかないかだけで、他は人間と何も変わらないのに、差別され、下等とされ、殺される世界。耐えきれなくなっての報復とエスカレートする暴力。麻痺する感覚。憎しみが憎しみを生む連鎖。そのループを断ち切りたいと動き始めるクォーターウサギ。人間とウサギがその後どうなったかは分からない。でも、逃げていいんだと思う。そこで幸せになっていいんだと思う。幸せに生きてほしいと思う。もしかしたら彼らは戻るかもしれない。戻らないかもしれない。それを、自分たちで選択できる世界であって欲しいと思う。
1話を読み返すと、輪っかのように繋がる構成。カエルとウサギ(子ブタ)が寄り添う姿が心に染みます。
4話で突如シリアスさが増しますが、ちょいちょい挟まれる笑いがいい具合に気持ちをフラットにしてくれます。Tシャツのロゴや子どものリュックもね、「ナニソレ笑」ってなるわけです。ほんと、SHOOWA先生、大好きです。(9/1までセール)
いいね
17件
2021年8月22日
泣いた…
またもやSHOOWA先生の作品に泣かされました。「月影」以来です。何となく、表紙から不思議なファンタジー系かな、と食指が動かなかったため、キャンペーンでお安くなっていても購入しないでここまできたのに、出版社HPでお試し読み30P読んだのがウルフのお話の途中まで。普通に購入してしまいました。もっと早く読めばよかった!
殆どの方が書いてらっしゃるので詳細は書きませんが、2話目のウルフとココの話だけで☆5です。BL展開ではないですが、ウルフのココに対する深い愛情に泣きました。もう思い出すだけで涙です。よくある話なんですが、それぞれのキャラの表情など、作者さんの力量ですよね。見せ方がうまいというか。
ニィーニの森が絡んでくるので、全話の登場人物がどこかでリンクしています。この話のこの時は、こういう状態だったのね、と、読み返すとよりわかります。後、1話目のブタさんとカエルさんの小さな恋の物語が可愛くて大好きです。しかし、SHOOWA先生、本当に振り幅が広い!エロエロおバカなお話も突き抜けて面白く、大好きですが、エロ無しでも十分面白かった。ファンタジーはそんなに得意分野ではないのですが、でもオススメです。
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7件
2016年5月22日
大人の為の絵本 面白い
ホントすごい作家さんです。イベリコ、パパ、向日性、ニィーニと、まぁどれも他には無い世界観を作り上げキャラは立ち、予測のつかないストーリー展開を見せ、根底にはしっかりメッセージがある作品ばかりで素晴らしい。

このニィーニの森は、スナフキンの様な管理人ニィと小動物達が暮らす森。出てくる人間もワケありで人としての痛みを持っている人。

カエルとウサギとブタの話で一気に世界に引き摺り込まれ、ウルフの話で泣かされ、まさかのカブト虫だけのBL風ラブストーリーに驚かされ、ファンタジーに浸っていると最後人間とウサギの争いと現実に引き戻される。短い話にも作者さんの表現したい事が伝わってくる。BLコミックというよりも大人の為の絵本のよう。

難解文字も読むの楽しくて、小物もイチイチ可愛く絵本バムケロの様な探し物の楽しみもある。これはもう続編ないのかな。この世界観これだけじゃもったいないです。
いいね
10件
2018年1月10日
不思議な世界
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さん天才だと思います!
この本の全体の世界観も大好きです!

童話みたいで面白いなと、最初のブタ君とカエル君のかわいいお話でどっぷり世界に引き込まれると、急にウルフの切なすぎるお話しがきて号泣…。
最後までココの姿を目に焼き付ける様に見つめる優しい眼差しが…涙
まだまだ甘えん坊なココのこの先の寂しさを思うと辛すぎる…。
後少し、満月の夜までもったなら、湖の妖精さんに願い事が出来たかもしれないのに…。
本当に優しいお話。
ウルフが大好きです!
そしてウサギ君とオーウェンの過去のお話!
そんな経緯が!?と驚かされます!
ショート映画みたいな作品。
ニィーニの森で幸せに暮らしてほしいです。
まさかのリアル昆虫が主役のお話や、不思議ワールドにどっぷりハマりまくる大好きな作品です!
もっとこの世界を味わいたい!
いつか続編が出たら嬉しいな〜。
いいね
1件
2018年6月17日
表紙の解説を解読するのも楽しいです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ニィーニの森では赤身の肉は食べられなくて、色んな生き物が仲良く暮らしています。その森の中の湖には妖精が住んでいて、満月の夜には出てきて何でも願いを叶えてくれるのです。第一話はニィーニの森で、知らずに赤身の肉を食べてしまい呪いにかかってしまったウサギと子豚のお話。第二話は、呪いの解けたウサギのタドタの恋人・オーウェンに恋する猫族のココとココを育てるウルフの話。ウルフの無償の愛と、その精一杯の命の使い方に涙が出ます。番外編『蛹の脚』は、擬人化無しのガチのカブトムシBL、一夏という命の儚さに人間が夢をみます。第三話は、人間とウサギ族との争いを中心に、オーウェンとタドタの出会いから二人がニィーニの森を目指すようになるまでが描かれます。独特の絵柄と世界観とがマッチしていて、ファンタジーそのものなのですが、全体を通して命がテーマになっており、しっかりとした読後感が味わえます。
いいね
5件
2021年2月5日

最新のレビュー

絵柄は
4コママンガみたいなぱっぱっぱってかんじであんまりすきではなかったです。絵柄がめっちゃ良かったです。
いいね
0件
2025年5月18日

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