2012年10月発行、1巻172頁。ARIA創刊時に連載開始したお話ですね。
本作は類型の事件が起きる度に過去何度も話題にされた時事ネタがテーマになってます。
他作のレビューでも書きましたが、この作家さんは頭空っぽにして何も考えずに読め
る作品はほぼ描きません。問題提起型で一つの筋道は提示しますが、読み手に考えさせて判断を委ねるお話が多いです。エンターテイメント性を期待して読むのは間違いですね。エンタメ希望なら他作探した方が良い。
「こういうときに自分ならどうする、どう考えるか」ということを考えながら読むのが苦痛じゃない人にお勧めします。
個人的にはなるしま作品の中でも上位で好きなお話です。(最後の最後まで細かいところで何が誰でどういうことなのかわからない・わかりにくい所が残るので、ソレがまた良いところ面白いところだと思うんですけど。最近の人は分かりやすい話がいいのかなあ。それはつまらないと思うなあ)
ちなみに本作で登場する某人は、無関係の別作品にも登場します。
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