タイトルは荘厳で堅物な印象を受けますが、内容は恋愛、親子愛、友情などがテーマで随所にコメディちっくなコマもあって読みやすかったです。
基本は一話完結の短編集ですが、前に出てきた登場人物のエピソードとして何話か続いたりもあり楽しめます。
物語の舞台は日本、時代は平安、中世、戦国時代のあたり。
描き慣れたプロの作家さんの作品なので、サクサク読めます。
ただ、絵柄はキレイですが、一昔前風で少し好みじゃないので星4つにしました。
でも2004年〜2012年の作品なので、感覚的には今風でくだけたところもあり決して古くはありません。
和歌が要所に使われて、作家さんの教養の高さが伺えます。
作品に一貫しているのが「目に見えるものがすべてではない」ということです。
スピリチュアルなお話に抵抗がない方にオススメです。
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