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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ少女マンガ ビーグリー 風と木の詩風と木の詩 6巻
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作品内容

美しい少年ジルベールはラコンブラード学園内で多くの男たちと関係を持つ。そこにセルジュが学園に転入しジルベールと同室になる。セルジュの愛によってジルベールの心は開いていく。2人の切ない愛はどうなっていくのか…?少年愛のテーマを竹宮惠子先生が描きます。

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レビュー

風と木の詩のレビュー

平均評価:4.8 44件のレビューをみる

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高評価レビュー

ジルベールは風 セルジュは木
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 1976年から1984年まで連載されたBL界のバ イブル的な作品とありました。連載当時「風と木の詩」は衝撃的な作品と言われていてなんでもジルベールという美少年がめちゃくちゃヤラレルとかで、まだ子供の私は少年愛に興味津々ではありつつそんなかわいそうなお話はいけないものなんだと手に取れませんでした。しかしこのあいだ図書館にふらりと行って見つけたのです。この本を!見間違いか?いや間違いない、確かに竹宮惠子先生は漫画界の巨匠なので図書館にあっても不思議ではないなと、過去に読めなかったこの本を借りてきました。19世紀末のフランスの学院の寄宿舎で繰り広げられる少年達の物語、セルジュとジルベールを主人公にして学院での出来事の間にジルベールと叔父のオーギュストの過去とセルジュの父親アスランの恋、セルジュの過去のお話が挟まれます。生まれた時から父母の愛情を受けてこなかったジルベールと幼い時に父母の愛情を一身に受けたセルジュは互いの半身のように惹かれ合いつつ理解しがたい存在でもあり、セルジュの与え得る愛情では激しく熱いジルベールは満たされず苦しみます。全8巻読んで(途中から欠けていたので最後の2冊は電子で購入しました)、少年の性愛を扱っていますが、そればかりのお話ではなく、登場人物が一面的ではなく丁寧に描かれていて、正義の味方のようなセルジュは思い込みが激しくがんこで事を大事にしてしまいがちだったり、ジルベールはただの不幸キャラではなく自分の美しさを充分自覚していて満たされなさから人の心をもてあそぶ小悪魔で、セルジュの叔母は嫌な叔母さんですが気持ちがわかるところもあり読みごたえがありました。セルジュとジルベールの過去と現在を縦糸横糸に、学院の個性的な面々や親族友人使用人その他大勢を含めて物語が紡がれていきます。文学的で「アンナ・カレーニナ」のような重苦しさを感じました。とはいえ明るさもあります。青春の光と影、若さ故の美しさ愚かさ純粋さ残酷さ脆さ。それから運命のいたずら、あの時ああだったらと幾度も思いました。気になるのはその後のオーギュストのこと。やはり彼のことは賛否両論でしょうが、好きです。1番悪いのはオーギュストの義兄夫婦だと思います。願わくは彼の心に平穏が訪れんことを。辛いところが多かったですが、読めてよかったです。ひとつ残念なのはセルジュの肌が一部を除き褐色に描かれなかったことです。
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28件
2021年8月10日
BLだけどBL漫画じゃない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルと作者は知っていたのですが読んだことはありませんでした。
母が昔アニメでやってたけど、元祖BL漫画じゃない?って言っていたので
シーモアをガラケーからスマホに移行したポイントプレゼントでなんとなく購入。
正直、絵にキラキラが多かったりヒラヒラした服を着ているような漫画は苦手で読めないかもな…なんて思いながら読み始めました。
一冊読むのに二時間かかりました。
台詞や動きがドラマのように頭の中で再生されて
気がついたら集中しすぎるぐらい真剣に読んでました。
ジルベールの儚さや妖艶さ
セルジュの真っ直ぐすぎる不器用さや優しさなど
寝るのを忘れてイッキ読みしてしまいました。

決して世間で言う幸せとは違うと思います。
世間では悲恋と呼ばれると思います。

ただ二人にとっては…

ネタバレになりそうなので
これ以上内容には触れないようにしたいと思いますがBL漫画であって、ただのBL漫画ではない。

想像をはるかに超える風と木の詩の世界観に
涙が止まらなくなりました。

ジルベールとセルジュ、二人のキャラクターのどちらに感情移入するかで最後もとらえ方が変わる気がします。
ちなみに私はセルジュでした。

この美しくも悲しい二人の物語は
私の人生で一番のオススメです。
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12件
2020年4月16日
涙なしでは読めません。。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 母の家にあった漫画の作者さんで、名前に見覚えがあったので読んでみました。
10代前半だった当時は、あまりの重く悲しいストーリーに最後まで読むのが辛く苦しかった事を覚えています。2人が惹かれ合うのはあまりにも2人が生い立ちや性格、考え方が正反対であったからだけど、だからこそ惹かれ合う。という事が今ならわかるような気がします。ただ、正反対すぎるが故に惹かれもするけれど、相手の想いや考えを頭で予想する事は出来ても理解は出来ない皮肉。愛とは何か、人の心の一番根底にある大切なモノは何か。それは、やはり親からの無償の愛なのかな、とジルベールを見ていて思ってしまいました。ジルベールが最期の瞬間に心に想った人は誰なのか、セルジュであって欲しいけれど、ラストの状況を見る限りは父であるオーギュストなのかな、と思うと複雑な気持ちです。ジルベールは死んで2人の心を手に入れたかもしれないけど、残された彼らは辛いだろうな、とかフィクションとは分かっていても読後に色々と考えてしまう作品です。
長々と色々書きましたが、名作ではあるので気になる方は是非最後まで一読してみて下さい。
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6件
2019年3月30日

最新のレビュー

名作
小学生の時に姉のマンガを借りて読んでいました。
当時の小学生には「少年同士の愛」なんて異世界の話全く理解できませんでした。

何十年ぶりにまず1巻を読んでみて…
その後一気に全巻読みました。

深すぎて…これ当時の少女マンガの読者にはかなり異端の話だたのではないかと思います。
それでも当時から人気があり今なお読まれる…
すごい作品です。

電子にしてくれてありがとうございます。

電子書籍でなければ今 この昨品を読むこともなく、この作品の本質を知らずにいました。
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0件
2025年5月10日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

元祖少年愛
分析:まゆびー(シーモアスタッフ)
竹宮恵子先生による美しくも切ない少年愛の世界!美しい少年ジルベールと転校生のセルジュ。育った環境も生きてきた道のりも全く違うですが、どこか似たようなところがありお互いにひかれあいます。BL好きだけどまだ読まれてない方、もったいないですよ!

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