紙本から買い直し。学園SFではなく、作者曰く魔女っ子物のようです。うーん?投稿作〜昭和60年辺りの作品は絵が古い。その後絵柄に変化があり、太い線でかわいさと柔らかさあり。
思春期と反抗期と大人に見られたいお年頃。鬱屈した気持ちを抱えながら
、平凡な毎日を過ごすの智恵。タイムリープ(時間跳躍)してきた未来人と、彼らの持つデストロイヤーと呼ばれる花によって、智恵は超能力に目覚めて事件を解決。
鳥井が感じていた未来への漠然とした不安や恐怖……。自分だけではなく、皆何かしら抱えて生きていると今なら分かります。不安と戦う強さのある智恵はカッコいい。図太く鋭く、もがきながら未来を決めていく強さも好きです。
後半は智恵の姉である智美と幼なじみの徹がメイン。こちらのシリーズで徹の正体について触れられています。個人的にはこの辺りの話はまだキレがイマイチ。こじんまりしている気がしました。
「物語は完結してこそ物語〜(中略)いつまでも終われず続いている状態というのは〜(中略)いつまでも家に帰れずにいる状態(後略)」
個人的に完結作品>面白い未完だと思っているので、163Pの柱の作者コメントにすごい納得!「妖魔襲来!復讐鬼」など未電子作品の電子化希望。
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