デビルズライン
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デビルズライン

花田陵

人外だからこそ

2018年4月29日
人外、特に鬼と聞くと、人との交流が100%難しい駆逐対象か、異形だからこそのヒーローかエロか、何故かお互いに触れるときの不都合が取っ払われて都合のよい恋愛話になりがちですが、ここではそれはない。
人として育ち、異形だからこその隔離や差別、どうしようもない悩みに苛まれる鬼とそれを支える人達のストーリーがここにはある。
そこに、日本人としてのライフスタイル、感情、政治的背景までマルっと考えられてるので面白くないわけがない。
たまにですが、ハッと気づいたら涙が頬をつたってたりドキドキしてたり。。良い作品だと思います。
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