アドリアン・イングリッシュ
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アドリアン・イングリッシュ

ジョシュ・ラニヨン/冬斗亜紀/草間さかえ

面白い

ネタバレ
2018年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 語りが主人公アドリアン自身なのですが(一人称僕)育ちの良さそうなお坊ちゃんタイプなのに(草間さんの挿絵も上品系受けキャラだし)めちゃくちゃ皮肉屋さんでジョークやブラックユーモアで切り返すのが生きがいみたいな感じ?笑。個人的にとても好きな語り口で読むのが楽しい。

事件に巻き込まれ型主人公なのでずーっとハラハラしそうですがこれは最後まで読むだろうなぁ、今2巻!

《追記》ネタバレ!!!
oh…これが皆さん仰るジェイクむかつく期ですね私にもやってきました。一番受け付けなかったのが子供が出来た事をアドリアンの前で露骨に喜んでみせたところ…殺したろかと思いましたよ。
4巻はアドリアンの不安定(健康状態、ジェイクへの未練)な部分がすごく上手く書かれていまして。今迄のどんな窮地でもどこか飄々と乗り切ってる彼ではなくて余裕が無いの(泣)
アドリアンに肩入れして読んでる身としては苦しい…だけど今彼のガイよりジェイクが登場するシーンの方が悔しいけどアガるんです。…さあ続き読もう。
《追追記》もちろんネタバレ!!!
4巻の犯人が間抜けだったなぁとか色々ありましたけど、アドリアンとジェイクのお別れの○○○とか…んもう!焦れる!な展開。だけどジェイクはとうとう腹括ったし、5巻は甘々になるかと思いきやそう簡単にはいかないよねー。アドリアンが喪失と共に過ごした年月の重みをジェイクにも味合わせたれ!と思う反面ジェイクのある意味ずっと変わらなかったアドリアンへの思いも端々に垣間見えるから、これまた焦れる!
なので2人がようやく素直になれたとき、アドリアンが死にかけた時のジェイクの祈り、涙腺がやばかったです。(ただ元奥様最後まで登場して欲しくなかった…アドリアンが絡むと不倫色がどうしても。いろんな人を傷付けての成就だって事伝えたかったのかな?)
何はともあれ全5巻ほんと面白くてすごく好きな作品になりました。so this is〜では甘々穏やかな2人見られるかなー(^^)
(めちゃ長くなってしまったキモイですね、すみません笑)
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