この闇と光
」のレビュー

この闇と光

服部まゆみ

叙述トリック!実写化絶対不可能!

2018年5月12日
事故により盲目になったレイア姫と父親である国王、侍女のダフネがメインで前半は話が進みます。
7つの章に別れていますが、前半の2章でこの本の半分以上のページ数を占めています。前半は中世のどこかの国のファンタジーな雰囲気が漂っていますが、3章目から読み手のこちら側が混乱する事態に陥ります。「え?なにこれ?」と口に出してしまうような叙述トリックがすごいです。どんでん返しがひとつやふたつではないのもまた驚きの連続でした。読み終えてから、もう一度最初から読み直したくなる作品です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!