赤と黒
」のレビュー

赤と黒

桂小町

唯一無二の存在。

ネタバレ
2018年5月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻のほんの序章から、どのように展開されていくのか…
興味深く2巻の配信を待っていました。
そして、想像以上に素晴らしかった😩

組の跡目として、自分の背負うものの重み、プレッシャー。理解し受け入れてはいるものの、心の痛みは隠せない。その痛みをかくす為に得る痛みで、心の均衡を保とうとする大和。
そんな大和を全て理解し側にいる由紀夫。

『お前より大事なものがない』と、父親を裏切ってでも、ただ一人、大和を守る為だけに動こうとする由紀夫と、その待ち続けた言葉に、初めて涙を流す大和が美しく印象的。確かに繋がる二人の想いと、大和が誰の為でもなく、自ら選んだ生き方に、この世界で上り詰めるだろう二人を想像しながら、読み終えました。

思えば、ままごとのような盃を交わした日から、二人は、唯一無二の存在だったんだろうな…。

大和と由紀夫の関係性に加えて、組の跡目問題ダークサイドを絡めることで《ROUGE》とは、又違う深みを感じました。《ROUGE》も大好きだけど、男気溢れる今作も大好き😄《ROUGE》の続編が、連載されてる⁉みたいなので、そちらも楽しみに待ちたいと思います😊
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