その好きの行方
」のレビュー

その好きの行方

三月えみ

灯台の燈が照らすもの

2018年5月19日
高校教師同士の、それぞれに過去の荷物を背負って生きていることを認め 荷物を下ろしていくお話。女装(なかなか似合う)あり、生徒からの告白ありとゆっくりうねる波に 過去の悲しい大波が混じり合います。古風な灯台のある静かな海沿いの街に住む人々の出逢いと別れが春休みというキーワードでゆっくり話がすすんでいきます。
派手な構成ではないけれど、読み応えのある1冊です。
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