かしこまりました、デスティニー 上
」のレビュー

かしこまりました、デスティニー 上

さちも

理性と本能の葛藤

2018年5月21日
オメガバースの世界観が理解しやすく描かれていて性別に対する差別的な面からくる生きづらさがある中、必死に前向きに生きる姿があります。理性と本能、心と身体の間で悩み葛藤しながらも本能の力とそれに伴っていく気持ちが相手を求めていく様は恋愛と等しい感じです。男女どの組み合わせでも関係が成り立つ中でαとΩにだけ成立する絶対的な番の関係が動物的でありながらも神秘的で、運命の番という相手が赤い糸で結ばれた唯一の存在のようでロマンティックに感じる作品です。
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