このレビューはネタバレを含みます▼
記憶喪失と記憶操作された伯爵令嬢のヒロインは、あとがきにも書いてありますが儚げな容姿なのに行動派で、お転婆だったという子供の頃を知るヒーローは事件解決までヒロインを見守るのも大変だったと思う。その彼も頭痛に苦しむ彼女を献身的に看病しますが言動が独特で笑った。愛を囁くのも照れと不自然さに可笑しいやら可愛いやら。でもヒロインの願い事を全部覚えていて、叶えていてくれたヒーローは素敵でした。叔父は完全な悪者でしたがヒロインと血縁者の叔母もある意味、被害者だったというのが救いかもしれませんね。