ラブセメタリー
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ラブセメタリー

木原音瀬

ただそこにある現実

ネタバレ
2018年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小児性愛をめぐる短編集。
BLやライトノベルといった範疇にはおさまりきらない。各話毎に違う人物の目線で語られる 淡々とした日常の描写は圧巻。
ゲイ、ホームレス、小児性愛者、教師、それぞれが厳しい現実と向き合い、問題を抱える。小児性愛者のそれはけして当事者以外に理解されることはない。まさに荒涼とした墓場だった。
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