偽りのフレイヤ
」のレビュー

偽りのフレイヤ

石原ケイコ

1巻を読んで、激しい違和感が色々と。

ネタバレ
2018年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ なぜ社会情勢の悪い国の城に一介の国民(主人公)が潜り込める?
この件は(「厨房から何とか」って、もう少し捻ろうよ)100万歩譲ったとしても、瀕死の王子がフラフラ庭(?)の川にいるの?(自室のベッドだろう、普通)。何かのフラグか?
この謎が回収されないまま、物語が進んでいく違和感。
そもそも、なぜ主人公が王子の代わりになるのか(巫女的な人のお告げとか、王子と何らかの血縁者だとか)を物語の最初に加えておかないと、さすがに読者は話に入り込めない。何かの伏線なのだろうと思うけれど、この話の場合は先にばらしておかないと、読者がお金を払ってまで続きを読む気にならない。
クレバーさの感じられない将軍が主人公に王子の身代わりを押しつけて、主人公が泣く。そりゃそうだよ。元はフツー(だけどちょっとおサル)の女の子だし、目の前で恋人(未満?)を殺されてトラウマになって当然だと思うけど、読者からするとつまらない。
絵柄が綺麗なので残念。この作者さんは、いい原作者と組んで仕事をした方が商業的に成功するのでは?
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