どうせ掘るなら深い穴。【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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どうせ掘るなら深い穴。【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

りーるー

蓮根畑の傍にて

2018年5月30日
蓮根畑といえば、とある県の夏の午前に見事な花を咲かせる風景を思い出します。蓮根農家の実家に戻って就農したばかりの大樹くん。父親の計らいで農業教育の専門家である岩清水さんと出会います。岩清水さんのちょっと強引な距離の詰め方に押され流され続ける大樹くん。周りの人々との絡みなど描かれ方がとても丁寧で、物語として読み応えがありました。隠し続けた葛藤が大切な人達に漏れ伝わった時、その対応がとてもあたたかくて好きです。
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