表題作と他短編3作





2018年6月8日
短編3作はヘンデルとグレーテルのパロ。兄の話が2作と弟1作です。兄は健気受。攻は野生的でおおらかな包容力があります。悪くは無いけど、これという独創性も感じられない、上手く纏まった話と言うのが感想です。弟の話は…え?続編ないんですか?これで終わりはないでしょう?表題作は中々面白かったです。短い中にも何度もどんでん返しがあり、ハラハラしました。こちらも受は健気です。犬飼先生の受は健気でもやる時はやる芯の強さがあり、この子もそうなんですが人魚だけに儚いタイプ。攻は優しくて逞しい。ま、王子様タイプの王子様。特筆すべきは笠井先生の人魚です。まさに秀逸。美し過ぎる。

いいねしたユーザ1人
-
プープー さん
(女性/40代) 総レビュー数:868件