このレビューはネタバレを含みます▼
若い頃、夢中になって読んでいた惣領冬実先生の漫画。その中でも一番好きだった作品です。久々に無料3巻まで読んだらまた読みたくなって全巻大人買い。零のビジュアルはもちろん、台詞や動作がすべてカッコいいですね。1巻から15巻までハズレ回は全くありません。やっぱり今でも色褪せてない不朽の名作だって再確認しました。孤独と絶望を抱えた2人が出会い恋をして、悩み苦しみながらも必死に生きていきます。7巻の海で零が言った言葉、「壊れたらまた作りゃいいんだよ。お前が望むなら俺は何度でも作ってやるよ。一緒に作ろう」。その言葉の通り、次々と起こる辛い出来事に壊れそうになりながらも、2人で生きる未来を掴みました。「運命の相手」とはまさしくこの2人のことでしょう。最後の終わり方、これはこれでアリなのですが、ずっと辛い思いをしてきた2人なので、出来れば幸福な2人のツーショットか子供のいる未来を描いて欲しかったかな…とは思いました。