ご主人様は傲慢な愛の獣
」のレビュー

ご主人様は傲慢な愛の獣

美波はるこ

んー?

ネタバレ
2018年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さま仰っておられますが、ハズレの少ないこの作家さんにしては若干…モヤッとした感じ?がしました。
現在2巻、まだ完結ではないのかな?
とにかく割と早いうちに両想いになる二人。お互いどこが良かったんでしょ?大げさに惹かれるエピソードは無いので、そのへんもちょっとモヤッ。
で、この手の話は「身分違い」を理由に各方面から邪魔が入るのが普通じゃないですか。ところがココがこの作家さんらしさなのか…、入る邪魔がふんわりしてるというか…いやむしろさしたる邪魔など入っていないwwお屋敷の使用人も、従兄弟や伯父も、彼の婚約者たちも、牽制かと思いきやなんかこう…なんか違うww全体的にふわっとしとるwww大ボスかと思われた奥様もホラーな雰囲気で登場した割にはなんもしないwかといって歓迎してる訳でもなさそうだし、本心が読めない…。で、モヤッ。
主人公ふたりの気持ち自体は向き合ってます、でも結婚は現実的じゃないと思ってて、このままじゃ愛人エンドしか見えない。普通は障害を乗り越えてゴールイン、というシンデレラストーリーを目指すのに、むしろこのまま続けていく覚悟を固めていってるようで、なるほどリアルだけどもそれでいいの?このままじゃご主人様お手つきの使用人、てだけのお話になっちゃいますけど、と思ってしまうんですよね。
あきらかな悪意をぶつけてくるようなキャラがいないので、ハラハラしないで読めます。でもこの手の話はハラハラしたくて読むんじゃないのかしら、とも思ったり。うーむ…やっぱりどうもモヤッとしました。
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