コンプレックス・エイジ
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コンプレックス・エイジ

佐久間結衣

自分の人生の決断の話だと思う

ネタバレ
2018年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ コスプレが趣味の主人公が、26歳ということで、自分のことのように考えました。
私の趣味は年齢に制限されることはないけれど、やっぱり「あの頃はできた」と思うことができなくなっている。
その中でキャラクターたちが出した「結論」はどれも響きました。

エンディングの「恋愛要素」が必要か。
そこは別にどうでも良いと思います。
元々途中で彼氏ができたりしてますし、主人公の今後の生活に「恋愛」はあってもいいと思いますし。

また、ラストコスプレキャバで働く主人公について。
作中彼女が言ってたいたように「今自分がしなくてはいけない仕事」だと思う。
ただの趣味ではなく、仕事にする覚悟。
仕事とするならば、今までのような態度ではいられない。
それを身を以て学ぶ。
主人公はちゃんと覚悟を持って前に進んでいる。

この作品のテーマは「年齢考えて趣味と付き合え」ではなく「年をコンプレックスと思うことは誰だってある。自分の好きなものとの関わり方はどう変化してもいい。ただし、自分で決断することが大切だ」ということ。
自分の一度きりの人生、自分の決断を大事にしたいと、思った。
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