濁水が純水に





2018年7月6日
ページ数は、130ページ程なので、短めなのかと思ったけど、文字数が多めなのか、ストーリーが凝縮されているのか、読みごたえのある作品でした。記憶喪失という靄のかかった状況、主人公達の親に関すること、ヒーローの孤独と怒り…など、どれもこれも濁水の中にいるようでした。それを純水に精製してゆくのは、ヒロインのまっすぐな心と、ヒーローの真の想い。少し重たい雰囲気の作品でしたが、それがストーリーに深みを増すようで、素敵な作品でした。登場は少なかった義母の言葉も印象深かった。高レビューに納得です!

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