復讐者は花嫁に跪く
」のレビュー

復讐者は花嫁に跪く

荷鴣/さんば

愛憎劇

ネタバレ
2018年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親の因果のせいで(ヒーロー父、ヒロイン両親とすごいドロドロ三角関係)ヒロインを愛してるけど敵の娘として憎み、憎みながらも愛してるため執着してらっしゃるヒーローとのお話です。最初はそうとも知らずに知り合い、純粋に惹かれ合ったのでなかなか諦められなかったのだと思います^^;何しろヒロインがいいとばっちりです。好きになったヒーローは自分の家名を名乗ったら二度と会わないと言われ、その後兄(密かにヒロインを禁断的な感情で愛していたらしい)には好きでもない皇太子との婚約をさせられ濃厚なキスをされたりセクハラされ、それを見たヒーローにヤキモチ焼かれてヒーローに純潔奪われたり^^;ヒーローの歪んだ策略で皇太子と婚約破棄しヒーローと結婚しますが何しろその後のヒーロー、ヒーローの家の使用人が冷たくてヒロインがだんだん弱っていく様が儚くてかわいそうです。結局ヒロインを憎みきれなくてまた純粋にヒロインへの愛を確信した時、ヒーローの親の因果の原因はヒーロー父の自業自得だとわかって今までのヒロインへの仕打ちを後悔します。ヒロインはヒロインで辞めさせられたメイドの嫌がらせの手紙でヒーローが自分を憎む理由がわかり姿を消します。そして後悔したヒーローが後を追ってきてハッピーエンドでした。ヒロイン救いなのは何しろ彼女は美しくて清らかなせいかモテモテです!皇太子(彼のヒロインへの愛が深い深い)、兄、ヒーロー、ヒーロー友人、他諸々と財産あるだけでなくて彼女自身が魅力的なのか狙う殿方が後を絶たない雰囲気でした。そしてヒーローはこの作者様特有な潔癖症なので身体が清らか^^ここかなりポイント高いです。例え憎んでいても、気晴らしに他の女を買ってみようかなと思っても、ヒロイン以外受付られない為即後退、なんだかんだ清らかで一途なので安心して読めました。最後に一言言わせていただくと何もかも理由を知っている執事が最初から事情を説明していればもっともっと早くにハッピーエンドになったであろうお話でした。ヒロインが最後の方まで虐げられてかわいそうだったので星4つですけど実際4.5くらいです。ソーニャ限定番外編では二人の小さな息子とヒーローと、ヒロイン巡って争っていてとても微笑ましいので合わせて読んでいただきたい作品です^^
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