このレビューはネタバレを含みます▼
主人公×ヒーロー、ストーリー、絵、登場人物のキャラ、ギャグセンス、テンポ全て◎。現26巻の長期巻数にして、読者の斜め上を行く展開で中弛みせずドキドキさせながら読ませる作家さんの技術は相当。
ただ、褒め言葉だけどここまで結末の予想が全く読めないファンタジー物は珍しい。某英国ファンタジーの様に打倒宿敵が目的でもなく、某異世界ファンタジーの様に神獣召喚で願いを叶える目的でもなく。
全部気持ち悪いほど誰にも本性を見せないスウォンのせいだと思う。こいつのヨナとハクに対する本音と本気が見たい。ヨナは最後王になるのか、王族を捨てるのか。どちらにしてもハクとは結ばれることは出来るのか。四龍の末路は?リリは王妃より、次期水の部族長になって欲しい。早く結末が知りたいけど諸問題を解決する旅が面白いのと、一歩ずつ進展するラブをずっと見ていたいので、50巻くらい続いて欲しい。