溺愛紳士と恋するマカロン
」のレビュー

溺愛紳士と恋するマカロン

野原滋/せら

BL的葛藤やらは皆無

2018年7月19日
14歳年上で金銭的にも社会的地位的にも余裕のある優しい攻めに、受けが辛い過去や環境ごと包み込まれ、これから徐々に世界も広がっていくんだろうなあという素敵なお話でした。物語現在では、切ない展開が一切ないのも安心して読める要素(光の精神的ぐるぐるはありますが)。主要人物たちがゲイナイトで顔を合わせるところから始まっており、十中八九ゲイなのが互いにわかっている上で物語が進んでいくため、同性なのに…とかはないですし、ゲイの憂慮も皆無です。なので、男女の恋愛ものでもそのままいける内容だったかな。意外とこういう明るい系(?)で主要人物みんなゲイって読んだことがなかったので、新鮮で楽しかったです。後日談がほとんどなかったのが唯一残念で、☆-1。ラブラブな二人と一匹を、もっと読みたかったな。
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