先生とそのお布団
」のレビュー

先生とそのお布団

石川博品/エナミカツミ

先生は心の支え

2018年7月30日
売れないラノベ作家が、先生という名の猫に支えられながら、作品を書き続ける。デビューしても、書きたいものを書いても、それで生きていくのは本当に大変なんだということが解ります。ともするとくじけそうな主人公を導いて行くのが先生。人語を理解し、話す上に文学の知識も豊富。なんで話すの?は置いといて、猫だから主人公も本音で話せるんでしょうね。この二人のやり取りが秀逸。フィクションと言いながら、私小説的な部分もあってリアリティを感じながら読みました。良い本でした。
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