あなたがしてくれなくても
」のレビュー

あなたがしてくれなくても

ハルノ晴

不快

ネタバレ
2018年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のみちに全く感情移入できない。愛されたい願望がある割には受動的で自分に素直でもない。それを自覚してますって罪悪感にすり替えるのはなんか違うってモヤモヤする。本気で解決する気ないでしょ…。続巻で気持ちの移ろいを不倫の言い訳にしたらこの作品嫌いになる。それはみちの主観でみちの事を裏切った旦那と同じになる。
今のところの感情描写だと自分が悪いんだって思ってる部分を本当に自分が悪いとは思ってないように感じた。ただ自分の気持ちを分かってくれる人に惹かれてるだけなら恋じゃん。夢見心地じゃん。おめでとう。良いじゃんそれで。わざわざ旦那とのレスを理由付けなくていいじゃん。
最初から愛ある雰囲気を感じないし他人の奥さんを羨むとか冷めてるじゃん。恋愛はしたいけど子供を欲しいって思ってないじゃん。愛されたいけど愛したいじゃないじゃん…。
自分が変わらなきゃって、色気出すじゃなくて、人の心と向き合いたいなら自分の心を変えるべきだと思う。一々他人のせいにしないで。

と、ここまでモヤモヤさせる作者さんの感情描写は凄いです!絵も綺麗で見やすい。
次巻で不倫に走ってたら登場人物全員嫌いーと言いながらきっと読む。題材がモヤモヤ系だから…そうゆう作品の中では抜群なセンスだと思いました。
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