薔薇のために
」のレビュー

薔薇のために

吉村明美

ちょっとネタバレ〜

ネタバレ
2018年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ うわぁ〜。これ、大好きだったな〜!!!

花屋敷家の子どもは芙蓉、スミレ、葵。そこにやってくるもう一人の子ども「ゆり」は戸籍上は3人と異父兄弟。でも実は異母兄弟です。ちょっとひねりがあって、分かりやすい異母兄弟じゃないです。え?どういうこと?って思った方は是非読んでみて下さい(笑)

ゆりが家に来たことで、花屋敷家の空気がどんどん暖かくなっていくのが伝わります。
兄弟の関わり方はそれぞれ役割があって…
ゆり×葵はコメディー。
ゆり×芙蓉は家族、見守り、諭す、リード。
ゆり×スミレは恋、せつない、癒し、成長。

主人公が自分でかわいくなくて、太ってるし〜って思ってるけど、まさにその通りの絵(笑)っていうところがまたいいんだよね。
性格がいいからだんだんかわいく見えていくけどね。最後のダイエットのくだりは、綺麗になりたいって気持ちがわかるけども、カツラをつける必要はあったのかな?セリみたいなのが、なんとも言えず。でも結局リバウンドするところはゆりだわ〜。

何度も読み返したくなる作品で、読後は幸せ気分に浸れます。
まだ読んだことない方には、是非全巻読んで欲しいです!ストーリーが綺麗につながっているので全巻損なし!
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