君への助走【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
野火ノビタ
このレビューはネタバレを含みます▼
表題作+イラスト+おまけマンガ収録。野火ノビタ先生、7年ぶりのBLコミックス作品。作者買い。高校生もの。全体的に低温で時折ジリッとくる心理描写が好み。
「君への助走」全9話
いつも見かけるうつむきがちなJKが気になる駈。その正体はクラス委員長・朔だった…。ラストまで読み終えて、さすがにお上手だなぁと。BL7年ぶりの新刊、読めて嬉しい。仄暗さ、背徳感のような雰囲気が漂う中、受験生としてのまだ決まらない「進路」や、セクシャリティとしての「本当の自分」「なりたい自分」の「進路」を模索する、二人のそれぞれの迷いが描かれている。「助走」は「女装」の意味もあったのかな?以前読んだヒリヒリした作品がかなり印象深かったので、それから比べると今作はかなりライトで明るめ。描写は白抜き。
「あとがき」1ページ
「イラスト」2ページ
「おまけマンガ」1ページ
駈の女装。
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