君への助走【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
」のレビュー

君への助走【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】

野火ノビタ

表題作のみ。鈍感男子×拗らせ女装男子

ネタバレ
2018年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+イラスト+おまけマンガ収録。野火ノビタ先生、7年ぶりのBLコミックス作品。作者買い。高校生もの。全体的に低温で時折ジリッとくる心理描写が好み。

「君への助走」全9話
いつも見かけるうつむきがちなJKが気になる駈。その正体はクラス委員長・朔だった…。ラストまで読み終えて、さすがにお上手だなぁと。BL7年ぶりの新刊、読めて嬉しい。仄暗さ、背徳感のような雰囲気が漂う中、受験生としてのまだ決まらない「進路」や、セクシャリティとしての「本当の自分」「なりたい自分」の「進路」を模索する、二人のそれぞれの迷いが描かれている。「助走」は「女装」の意味もあったのかな?以前読んだヒリヒリした作品がかなり印象深かったので、それから比べると今作はかなりライトで明るめ。描写は白抜き。

「あとがき」1ページ

「イラスト」2ページ

「おまけマンガ」1ページ
駈の女装。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!