このレビューはネタバレを含みます▼
クールで孤高な皇帝様が親の因果で呪いをかけられ愛する人（ヒロイン）を満月が来るごとに綺麗さっぱり忘れてしまうお話。私は面識のない男女で特にヒーローがクールな堅物でだんだんデレていくお話が好物なのですが、このお話はそう言うところが３度も味わえるのでドストライクでした＾＾ヒロイン王女の国に援軍に来た皇帝が戦の最中怪我をし、ヒロインに介抱されて愛するようになります。その後は求婚し、婚約期間にも関わらず待ちきれずヒロインを自分の国に呼び寄せます。そして気位も何もかも高い皇帝様が自分の国に着いたヒロインに嬉しさのあまりひざまづいて甲にキスするのを周りの側近もびっくり。それが最初の方の部分だったのでこんなにしょっぱなからデレてしまってあとは砂糖水に砂糖を加える状態が延々と続くのかしらと思ったらタイミングよく呪いが発動。愛し合った直後に皇帝様はヒロインの部分だけ綺麗さっぱり記憶喪失に。起き抜けに見知らぬ女性が自分の寝所にいたのにびっくりして護身用の剣を同じく起き抜けのヒロインに「お前は誰だ！」と突きつけます。ヒロインも皇帝以上にびっくりです。その後理由がわかりめげずに頑張るヒロイン。ヒロインの健気さに打たれて再びクールな皇帝はほだされ愛するようになります。そしてまた満月で同じ状況の中皇帝様の記憶がリセット。けど次忘れた時は前回の記憶喪失の皇帝様が自分宛に手紙を残していて記憶喪失になった経緯と「俺の大切な女性を傷つけないでくれ」と自分に懇願している手紙が剣の側に置いてありそれを読んだ皇帝は剣を突きつけようとするのをやめます。そこが前回の記憶喪失の皇帝様の遺書のようで泣けました。そして呪いをかけた人の気持ちも切ない。最後はちゃんと呪いも溶けてハッピーエンド。結婚式でヒロインからご懐妊を告げられてヒーローとても嬉しそうで本当にいいお話でした＾＾素敵なお話をありがとうございました！イラストもいい感じに網羅されてました＾＾私が書ききれないくらい登場人物の心理描写があるので気になったら買う価値ありです！
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