泣かせ上手の荻丸ストーリーにまたやられた





2018年9月23日
(loveマークと涙マークと悩んだ。両方つけられたらいいのに!)
悪い男に出会ってしまったヒロイン。受けてしまった傷は心だけではなかった。経歴さえも先が閉ざされるなど、自分は被害者のほうなのに社会は犯罪者扱い。
ヒロインの心を温かくほどいてくれた彼はピッカピッカの超ハイスペック。エリート臭を嫌味に撒き散らさず人柄温かい。唯一、出来る人にはわからない弱者や被害者の気持ち、そこがこの話では、彼がこれ迄思いが少し至らなかった分野。出来てる人間に更なる完全を求めてるようにも感じ取れるが、ことこのヒロインにあっては、過去の事件が覆う人生の黒雲、晴らし足りてなかったがために、二人の間も靄る。話の核。投げ掛けるものは実は、HQが社会派ストーリーが余りないだけに存在感あり。それゆえ、ヒロインの心の側にわだかまる負い目など、読み手のこちらの正義感をかきたてられる。
どんどん近づき親しさを増す二人の甘い関係が単純にうらやましい。彼の彼女に対する計算高さの全くないところが、本当に清涼な気性を感じ取れる。と同時にいい夢と割りきろうとするヒロインの心情にも、付いて回る過去や今の彼の素敵さを前に、良くわかる。
ドラマチックに仕立てあげてくる荻丸先生の手腕お見事。
あとがきにも笑った。わたしも、それだったら読めなかっただろうと、笑った。
注:
すぐ感動して涙する私が泣かされたストーリーでも、ほかの人はそこまでは、ということはあるかもしれない
悪い男に出会ってしまったヒロイン。受けてしまった傷は心だけではなかった。経歴さえも先が閉ざされるなど、自分は被害者のほうなのに社会は犯罪者扱い。
ヒロインの心を温かくほどいてくれた彼はピッカピッカの超ハイスペック。エリート臭を嫌味に撒き散らさず人柄温かい。唯一、出来る人にはわからない弱者や被害者の気持ち、そこがこの話では、彼がこれ迄思いが少し至らなかった分野。出来てる人間に更なる完全を求めてるようにも感じ取れるが、ことこのヒロインにあっては、過去の事件が覆う人生の黒雲、晴らし足りてなかったがために、二人の間も靄る。話の核。投げ掛けるものは実は、HQが社会派ストーリーが余りないだけに存在感あり。それゆえ、ヒロインの心の側にわだかまる負い目など、読み手のこちらの正義感をかきたてられる。
どんどん近づき親しさを増す二人の甘い関係が単純にうらやましい。彼の彼女に対する計算高さの全くないところが、本当に清涼な気性を感じ取れる。と同時にいい夢と割りきろうとするヒロインの心情にも、付いて回る過去や今の彼の素敵さを前に、良くわかる。
ドラマチックに仕立てあげてくる荻丸先生の手腕お見事。
あとがきにも笑った。わたしも、それだったら読めなかっただろうと、笑った。
注:
すぐ感動して涙する私が泣かされたストーリーでも、ほかの人はそこまでは、ということはあるかもしれない

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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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カスタマー さん
(女性/30代) 総レビュー数:48件