このレビューはネタバレを含みます▼
あまりに面白くて、ここ数日繰り返し読みすぎて寝不足です(苦)ポイント追加してしまったけど、後悔はしていない。安斎はクールに見えるけど、本当はすごく人間臭い。つかさちゃんも、とても聡明だけど、安斎のことになると、そうではなくなるみたい。2人とも、年相応に情けなくて稚拙で生々しい姿を持ち、真っ直ぐで、読んでて辛くなるくらい純粋で、強かで、その姿に心が奪われる。
「命も惜しくないほど好き」って思ってても、いざその場面になって、迷わず命を分け与えることができる人はどれくらいいるんだろう?そしてその深い愛情を注がれて、重さや自責の念に潰されそうになっても、相手への想いゆえに立ち上がろうとするパートナーに巡り会える確率はどれだけ低いんだろう。
この2人の出会いは奇跡としか言えない運命だ。
何回も読んだせいで、助けが来るタイミングが都合よすぎるだとか、明らか危険なのに現場につかさちゃんを連れて行かせちゃうのはダメだろうとか、一回撃たれたのになぜ学習して防弾チョッキを着ないんだ!ガスマスクはしてるくせに!警備会社の制服に防弾チョッキあってすごく安心したけどマント必要あるのかな?とか、初めてなのにあまりにも冷静に助言を思い出してなに超慎重に判断できてんだ頭良すぎるやんとか、記憶力もよすぎるとか、ちょっと突っ込みたいところはあるけど、、ストーリーのテンポが良くて2人が可愛くて、2人を見守る周囲の方々が素敵で、皆優しくて、どうしようもなく好きです。最新刊は主人公あんまでてこなくて寂しいです。イチャイチャシーン好きなのに。言葉で丁寧に確認しながら互いを思いやる姿は本当に尊い。こんな風になりたい。強烈に憧れる。次巻も期待します。