密約のディール
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密約のディール

英田サキ/円陣闇丸

勧善懲悪

ネタバレ
2018年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人の間に誤解か思い違いがあるのはわりと早い段階で予測できたので、なぜ誤解が生じたのか、またその誤解がいつどうやって解けるのかをハラハラ期待しつつ読んでいく過程が楽しかったです。結局誤解が解けるのは最後の最後ですが、高校時代からの純愛を拗らせ不器用に衝突する2人がもどかしかったです。愛人になれだの跪かせてやるだの強気発言のわりには受けへの愛がダダ漏れで、金融というシビアな世界で生きている攻めが仕事に思いっきり私情を挟んでしまう程に受けにベタ惚れなのがすごく伝わってきました。それにしても受けの危機に間一髪で助けに入った攻めはかっこよすぎて眼福です。あの忌々しい陰気眼鏡にはもっと手厳しい制裁を加えてもよかったですけどね。
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