天使のささやき
」のレビュー

天使のささやき

かわい有美子/蓮川愛

安定感のある甘いCPでした。

2018年9月30日
『甘い水1,2』の次に本作を読みましたが全く問題なし。むしろ、おお!遠藤のSAT時代だ~と予想外のお楽しみがありました。『Zwei』未読なんですけど、時系列でいくと『Zwei』→『天使のささやき1,2』→『甘い水1,2』(→『天使のささやき2』収録のSS『夏色ボーイズ』)→『墨と雪』ですかね。神宮寺×遠藤にかなり嵌まったので、こちらの二人は最初、キャラ的にもカップリング的にも、パンチに欠けるかな~王道な二人だな~と思いつつ読んでいましたが、さすがかわいさんなだけありまして、背景やら心理描写やら適宜挟まる出来事やらからいつの間にか感情移入して楽しく読んでました。1巻はくっつくまでで、割りとSPとはなんぞや公安とはなんぞやみたいなお仕事描写が多かった気がしますが、一転、2巻はとてもBLでした。何分、酸いも甘いも噛み分けた大人なモテ男と無垢で素直な良く躾されたワンコ系イケメンのお二人なので、波風立つこともなく、甘~いです。愛し愛されるっていいね、みたいな。タイトルの意味も、『甘い水』のような重さはあまりなく、峯神が幸福になっていく様子を、それを象徴するような、そんな意味合いだったと思います(それを言ったら『甘い水』も同じか) 。名田の嫁姿、是非どこかで読みたいです。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!