このレビューはネタバレを含みます▼
前半巻はドロドロ過ぎでしたが、男三兄弟がヘビーな境遇ながらも末弟の変化で家族として落ち着いて、かつ尚人が精神的に成長し、兄弟ラブラブが際立ってきた辺りからヘビーさは軽減した感じ。まぁ次々とキーパーソンが増え、またあっさりと消え(笑)兄妹弟を中心に登場人物たちの動向と次の展開から眼が離せなくて…あっという間に11巻。一気に読めました。まだ次の新たな展開と、くすぶったままのエピソードも残っていてどうなってくのーっと気になります。
ただ登場人物達の心情表現が所々しつこくクドく繰り返し入るので、そこは飛ばし気味に読まないとしんどいなというのが正直なところ。もの凄く波瀾万丈なのに11巻で2年弱しか時が経過していない…このエピソードこんなにページ要る?みたいな部分もあってメインストーリーがなかなか進まない印象。文字数が少ないので1巻200ページ台もあっという間に読めます。完結してから一気読みでも良かったかなと(笑)