潜熱
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潜熱

野田彩子

大人しそうなのに意外と衝動的

ネタバレ
2018年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで読んで、雰囲気のある絵に惹かれて気づいたら新刊出るたびに購入して読んでいました。

1巻目がヤクザの人との出会いと仲良くなるまでの過程が中心、2巻目が仲良くなってからの主人公の葛藤中心、3巻目がついに行動に移していく中での主人公の破滅っぷりがジェットコースーターのように急展開する。

刊を進むごとに大人しそうで恋愛もしたことなかった主人公が、好きなヤクザのために直情的になり、衝動的な行動が増えていってすごい危なっかしい。見ていてハラハラした。

好きになったヤクザも正直、前に付き合っていた愛人をメンヘラにさせてじさつさせているのに、また似たようなタイプの主人公を好きになる、クズのメンヘラ製造機でしかなく全然応援できないのに、主人公のまっすぐだけど歪んでる思いを中心に物語が展開されていくため、不快感を与えないようになっていると思うが、ラストもハッピーエンドのようで、全てを捨ててヤクザを選んだ主人公に未来があるのか不安な部分があるので、絵は雰囲気あっていいがいろんな人には勧められない。どこか歪んだ純愛もの
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