僕らはそれを否定できない
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僕らはそれを否定できない

九號

エトセトラ目当て😄

ネタバレ
2018年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ でしたが、表題作も短編も良かった😄

《表題作》
中学の同級生の斉藤くんと鈴木くん。
中学時代。自分の相手への気持ちも分からぬままに、頭で考えるより先に身体が動いてしまう。エスカレートする行為の中で、二人の関係性についての考えに違いがあることに気づいて…。

何が異常で普通なのか。突きつけられる現実問題に、心にもないことを言い、相手を傷つけ、スレ違う様が切ない😩

そして15年後。思春期の淡い恋心を引きづり続ける二人の、しっかり前を見据えた想像力を掻き立てるEND。私の想像するENDであればいいな、という気持ちで、読み終えました😊

《ぼくらの明日の~》
恵太と郁。少しずつ確かに進んでいる二人。
高3進路問題。以外と先を見据えている恵太と、そんな恵太への不安を感じる郁。

郁の母の愛や、改めて、郁を暗がりから救い上げた恵太の愛を感じ、又々涙腺が😓恵太の行動の全ては、郁を想ってのこと。ブレない恵太の郁への愛が素敵😄もっともっと、この二人を見ていたいです😄

九號先生。初めて読ませて頂きましたが、他の作品も気になる作家様になりました😊
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