とまとまと(合本版)
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とまとまと(合本版)

ふじい葛西

表紙のクセが強い_______※2巻追記

ネタバレ
2018年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の絵柄のクセがかなり強く、クドイ感じがして敬遠していたけれど、1話無料を読んで続きが気になったので合本版を購入。


東京で元カレ? の木更津に酷い捨てられ方をした教師の真人。逃げた先の広島で太陽みたいなトマト農家の土間に心惹かれ、ノンケの土間が真人を好きになる展開を読ませる作品かと思いきや、ある出来事から木更津が真人に執着してきて、こいつがかなり胸糞悪かった。

表紙ほどではないものの、中身の絵柄も少年マンガのようなタッチで好みが分かれそうなので、立読みは必須かもしれない。



*2巻読了*

土間が農業を営んでいることで後継問題とか出てくるだろうなと思っていたら、2巻でそこががっつり描かれていて色々と考えさせられた。

土間の幼馴染みの久秀や健太の心配はもっともで、ユキの出現に真人の心が揺れるのも仕方ないなと思った。それでも、木更津と決着を付けられた真人は凄く強くなっていて、逃げ出さない姿にじーんときた。

その後の展開はBLファンタジーな感じ。温かくて真っ直ぐな土間の人柄故と思うと不思議と自然に受け入れられ、こんな二人が現実世界でもたくさんいいたらいいなと心から思った。
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