このレビューはネタバレを含みます▼
涙なしには読めません。面白かった、というより、読んで良かったと思う作品でした。理緒の兄の貴也が立派すぎて泣けてきます。その意志を受け継いだ親友の知輝もまた一生懸命に理緒を支え、それぞれにお互いを思い合う気持ちにまた泣けてきます。兄妹愛、家族愛、友情、恋愛と沢山の思いが全て繋がって、周りの人に助けられて、人は生きていくんだと改めて思いました。貴也が理緒の学校に来たと知った時の二人の会話がとても印象的で、また泣けてきます。貴也は皆の心の中で生き続けていると思いました。理緒と知輝にはずっと幸せでいて欲しいと願わずにはいられません。明日は我が身かもしれない。後悔しない生き方を考えてみたいと思います。