欺かれた夜
」のレビュー

欺かれた夜

ダイアナ・ハミルトン/大橋薫

ラストをもう少し…

ネタバレ
2018年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泥棒の濡れ衣を着せられ、愛した男に蔑まれ捨てられた失意のヒロイン。かつて愛した男の子を一人で産み、土砂降りな中でのみじめな再会。お決まりの、僕の子には最高の環境を!からの、子どものためのプロポーズ。愛のない結婚だわ、ヨヨヨとお涙ヒロイン。もう、テンプレ化している流れを丁寧に描き尽くすより、ラストのハッピーエンドまでをもっとしとやかに描けないものか?あまりにも、駆け足過ぎてうっとりする余韻がない。とはいえ、今回は、超悪役のライバルがいて楽しめました。ここまで底意地悪く描かれている悪役もそういまい。そこは面白かった。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!