恋と悪魔と黙示録
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恋と悪魔と黙示録

糸森環/榊空也

一気読み!

ネタバレ
2018年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者様の書くキャラは本当に魅力的!主要登場人物たちが特に好きです。ヒロインのレジナも、そのレジナの神魔となるヒーローのアガルも。そしてもう一人のヒーローと呼びたくなるほど活躍して格好いいヴィネト、その神魔バルク。ストーリーの大筋は全て繋がっていますが、この四人が一巻完結形式で悪魔が関わる事件を解決していきます。それが五巻までぐらいかな。それ以降の巻はストーリー展開が壮大になっていき、すべて続きものになっていきます。あまりの凄絶な展開に、四人が喧嘩しながらわちゃわちゃ事件解決してた頃の話が懐かしくて恋しくて。特にヴィネトがあんなことになってからはもうずっと涙で字が霞んでしまっている状態でした。でも最後には救いがあり懐かしい光景も戻ってきます。番外編の10巻も読んで良かった!楽しいだけでなく結構シビアですが、それでも引き込まれるほど面白い!アガルのレジナ愛の凄さが一貫してるのも良かったですね。何度もニヤニヤして笑って癒されました。神魔はみんな主に対してはそんな感じですが(笑)アガルのレジナに対してだけのおっとりしたちょっと変わった丁寧口調が癖になります。溺愛と執着と独占欲が凄まじくて、レジナ以外には冷淡過ぎて怖いのですが、レジナに対しては恋する可憐な乙女で可愛い。二人の恋の行方にもドキドキしました。まぁ最初からイチャイチャしてましたが。ヴィネトのレジナに対するお嬢さん呼びもすごく好き。主役二人の関係も良かったけれど、レジナとヴィネトの関係も大好き。アガルとヴィネトの子供のような喧嘩も和む。キャラ一人一人の背景がしっかりしていて、みんな魅力的でした。すごく面白かったです!また読み返したいです!
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