このレビューはネタバレを含みます▼
夜光先生も後書きで仰ってる通り「少年は神」シリーズの裏ルートのお話です。スピンオフとかではなく、樹里の相手がアーサーではなくランスロットだったらというifのお話ですね。
あらすじ紹介ではランスロットが主役とありますが、ほとんど樹里視点でお話が進むので単純に攻めがアーサーではなくランスロットというだけで主役はやはり樹里かと思います。
ランスロットがお相手の話とはいえ、序盤でアーサーが死に、読み進めている内に「少年は神の子を宿す」で訪れた異なる時間軸の話だと分かり、BADエンドの話かと冷や冷やしていましたがそんなことありませんでした(笑)
いや、まだ分からないんですけど、今後の望みがまだありそうな展開です。(全3巻予定とのこと)
「少年は神」シリーズで樹里がアーサーと結ばれてモルガンを倒し、子供も産まれ、死ぬかと思っていた樹里の両親も助かり、諸々ハッピーエンドで終わってるのを読んでるだけに、本作で子供を授かってる状態でランスロットと致してるのを読んで若干複雑な気分になりました。「浮気ダメ!絶対!!」って人はちょっとNGかもしれません。
「少年は神の子を宿す」で救われなかったと思っていた世界に実はまだ希望が残ってると知れたのは良かったですが、アーサーはおらず、ジュリがまだ生きてるのに子供は妖精王に預けてるから樹里の身を守る手立てなし、ランスロットは妖精の剣が使えない(かも)という状況で今後どうなるのか全く読めないので続きがむっちゃ気になります!
どうやってモルガンを倒すのか、ホントにランスロットと結ばれちゃうのか、何だかんだありつつやっぱりアーサーと結ばれるのか!?
早く続き出て欲しいです!!