このレビューはネタバレを含みます▼
老舗繊維メーカーの一人娘 砂羽は父親の急逝により傾きかけた会社を立て直そうと馴れない営業の仕事に奔走中、アパレルメーカーの社長 翔（かける）さんと運命の出会いを果たします。砂羽の会社を守ろうとなりふり構わず頑張る姿に一生懸命さが伝わってきて、自社の製品について説明するときには自信に溢れていて、翔さんが砂羽を気になってしまうのも分かる気がしました。翔さんは謙虚で、紳士的で、優しいけど強引で、真っ直ぐな告白にドキドキでした。二人の生活は甘々で、翔さんの溺愛ぶりがすごいです。ただ、兄との誤解は、それまでの少し単調な雰囲気を引き締めるためのスパイスだったのかなと思いましたが、明らかに仲が悪そうに見えた兄との策略を勘ぐるにはちょっと無理があるように感じました。とは言え、デザイナーらしいエピソードも盛り沢山で楽しめました！
「君を愛で満たしたい」の悠馬さんが翔さんのもう一人の兄だったとは、びっくりでした。
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