天使の靴音
」のレビュー

天使の靴音

牧あけみ/キャロライン・ジャンツ

注目点があるマンガです

2018年11月12日
絵柄から察するとコミックも1987年近辺のものかと思いますが、かなり以前のものでも私が今まで読んできた牧先生の作品の中では一番です。とにかく工夫された構図に惹きつけられました。グラス一つでも零す、落とす、投げるとそれぞれ状況に合わせた描写です。人混みの中からヒーローが現るシーン、ほんとに歩いて近寄ってくるかのようです。HQの物語展開は分かり切ったものが多いけれど、こんなに工夫されてコミック化されたらもはや別物、すごいマンガ読んだ気がする。とにかく構図や心情描写の背景や小物使いを見て欲しい。牧先生は読ませるマンガを描くとは思ってましたがこの当時から凄かったんだ。
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