落ち着いた雰囲気もまた良し





2018年11月13日
1巻を読みました。最近TLラブロマンス小説ばかりを好んで読んでいたので、久しぶりに普通の小説を読んだなぁと思いました(でも契約結婚なんですけどね💦)。物語の語り手は椿屋敷と呼ばれる「家」。それだけでワクワクしてきます。住人は若年寄りのような29歳の柊一とその幼な妻 香澄19歳。柊一は近所の人から若隠居と呼ばれ、何かと相談事が持ち込まれます。柊一は若隠居と呼ばれるに相応しく、落ち着いた穏やかな人柄で、鋭い観察力と豊富な知識を駆使し、相談者と一緒に解決策を探していきますが、決して押し付けがましくなく、時々香澄も交え、お茶やお菓子が出され、ほっこりとしたお茶の間の時間が流れます。そして決まって庭に植えてある様々な種類の椿に絡めたストーリーに落ち着くのです。
相談事の合間合間に柊一と香澄の何やら訳ありな結婚についても触れられていきます。柊一の家に転がり込んだ香澄に一体何があったのか。そして、人の相談事の解決を手助けする柊一自身にも実家を出た理由があり。もちろん柊一と香澄の関係も、ただの同居人から少しずつ二人の距離が縮んでいきます。色々なことが少しずつ明らかになっていくので、どんどん続きが読みたくなってしまいます。好きだの愛してるだのはTLラブロマンスに比べると物足りなく感じますが、時間の流れが緩やかに感じる椿屋敷の中で、恋愛だけでなく、家族や友人への感情など、人の心の機微をじっくりと味わうのもやはり良いものだなと思いました。色々が気になって、早く続きが読みたいです。
相談事の合間合間に柊一と香澄の何やら訳ありな結婚についても触れられていきます。柊一の家に転がり込んだ香澄に一体何があったのか。そして、人の相談事の解決を手助けする柊一自身にも実家を出た理由があり。もちろん柊一と香澄の関係も、ただの同居人から少しずつ二人の距離が縮んでいきます。色々なことが少しずつ明らかになっていくので、どんどん続きが読みたくなってしまいます。好きだの愛してるだのはTLラブロマンスに比べると物足りなく感じますが、時間の流れが緩やかに感じる椿屋敷の中で、恋愛だけでなく、家族や友人への感情など、人の心の機微をじっくりと味わうのもやはり良いものだなと思いました。色々が気になって、早く続きが読みたいです。

いいねしたユーザ2人