待てを知らない犬ならば【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
青山マヲ
このレビューはネタバレを含みます▼
※別売りの単話「続・待てを〜」は、ここの5話目に入っています。単話に注意書きが無いので、続編と混乱すると思うので一言※
こちらも「お義兄ちゃん〜」同様、不憫な子が主人公でした。
聖と陽の兄弟が火事で家を失ったところ救世主の様に現れたイケメン鴻。豪華マンションの部屋を提供される事が話の始まり。
人気モデル 鴻×酒屋店員 聖の話。
鴻には聖に恩義があるんだけど、当の聖には覚えていない様な些細な事。なのにキラキラ熱く語る鴻が可愛い。
人気モデルも聖の前では形無しの残念なイケメンぶりがいい。ヘタレで一心に聖に向かっては空回りし唐突に聖を押し倒すし、聖弟の陽とは年甲斐も無く本気で喧嘩する。父親が心配するのもわかるダメワンコさが可愛い。
これだけ懐かれたら聖も絆されちゃうよね。男前ローテンションの聖が離れていた三年間に嫉妬するの良かった。
弟 陽が鴻にだけガルガル吠えてるの可愛い。クズな父親がいたらブラコンにもなるよね。その父親がホントに毒親で気持ち悪かったから出番少ない方が、もっと楽しめたかも。
鴻、聖、陽の三人のキャラは好きであっさりめの展開も良かったんだけど、これも「お義兄ちゃん〜」同様、想いが通じあったドキドキさが薄いから物足りない。鴻と聖にはもっと嫉妬させてみたい(笑)
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