このレビューはネタバレを含みます▼
アステート公国のフェルナード王子と政略結婚をすることになったイザベラは、2年ぶりにアステートを訪れます。2年前、戦の慰問に歌姫として訪れた際「下手くそ」と野次られ、ショックのあまりそれ以来歌うことが出来ず、アステートにくることもありませんでした。この結婚はイザベラの父であるエルゴル国王がアステートを裏切った罪で捕らえられ、王の解放との交換条件として出されたものでした。裏切りの国の王女として見られ、歌姫と知られていたのに歌うことが出来なくなっていたイザベラは肩身の狭い思いでいましたが、妻として精一杯務め、仲良くしていきたいと気持ちを切り換えます。しかし、フェルナード王子はイザベラがいくら会話をしようとしても言葉を返してはくれず、王子の側近からは歌姫として王子を盛り立てることを要求され、歌の練習を始めますが、なかなか元のようには歌うことが出来ないまま、予定されていた結婚式も延期となり、ますます落ち込むイザベラ。やっと王子から会話を交わさない理由を聞かされます。そこから二人は少しずつ心を通わせ…。フェルナードが少しずつイザベラに心を開いていくのだと思っていたのですが、フェルナードに思い人が居たなんて。イザベラが拐われてからは怒涛の展開です!ステラ嬢を思いやるイザベラに懐の深さを感じ、ますますフェルナードの分が悪くなる…というか。いやぁ~~驚きです!!イザベラが可哀相すぎるっ! フェルナードsideの告白がヒドすぎるっ!😍 そんなに愛されて羨ましいかも~💗 最後まで目が離せませんでした!!