沈黙の女神
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沈黙の女神

もり/紫真依

脳ミソ限界

ネタバレ
2018年12月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューが高評価だったので購入しましたが、私の評価はあまり参考にならないかもしれません。政略結婚の醍醐味、政治的思惑部分がもっと理解できれば、評価は違うかもしれません…。
幼い頃に病で声を失ったレイチェルは、自分の看病のために母をも失い、それが原因で父である国王から疎まれるようになってしまいます。それからは声が出ないことを隠すため、無表情で頷くだけの対応しか許されず、その上、あまりにも美しい容姿であるため、人々からは高慢な王女として見られ、沈黙の女神と呼ばれていました。レイチェルは近隣国のフェリクス国王との政略結婚が決まり、父からは王妃となるまでは声が出ないことは隠しているよう命じられます。自分の思いに反し、フェリクスからもモンテルオ国民からも嫌われていくレイチェル。レイチェルは自分の事情や思いを伝えようとフェリクスへ何度も手紙を書きますが一度も渡せず、そして、父がレイチェルをモンテルオに嫁がせた政治的思惑が動き始めます。いくつものカタカナの地名が登場し、何人ものカタカナの名前が登場し、多国の政治的思惑が入り乱れ、私の脳ミソの処理能力を超えた頃、レイチェルの持つ不思議な力でフェリクスを助け…もう息も絶え絶えというところで(私の)、ようやくフェリクスとレイチェルは話すことが出来、お互いに好きだと伝えることが出来ました。ホントにやっと…。最後のフェリクスsideのストーリーは何だか遠い昔の話のように感じましたが、そんなことならもっと早く話す機会を持てば良かったのに!と思ってしまいました。でも、幸せな家族の様子に良かったねという気持ちになりました。
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