このレビューはネタバレを含みます▼
惣領先生の作品は重苦しくて重厚なものが多いですが、重さで言ったら今作が断トツです。良い人がどんどん亡くなります。ジェイと朱梨がとても素敵なキャラクターで、メインの2人と共に強烈な魅力を放っていただけに、死という退場の仕方がとても衝撃的で後を引くものでした。その8巻以降の展開が本当に本当に苦しくて、愛し合ってる2人の対立やスキャンダル、ミカの横恋慕など、読み進めるのが辛くて正直リタイアしそうになりました。雑誌でリアルタイムで追いかけてたなら絶対に耐えられなかったと思う。それでも最後まで頑張って読んで良かったです。2人がまた結ばれて良かった。
全体的な流れや雰囲気はMARSに似ていますが、最後のカタルシスで言うとMARSの方が私好みでした。だけど、こちらも名作の一つだと思います。