このレビューはネタバレを含みます▼
期間限定のお付き合いはワケありが当たり前で、よくあるのは病気で余命わずか。その場合、本当に亡くなってしまうラストと奇跡的に薬や手術で病気が治るラストの2つ。
私はどちらのラストも嫌いではないです。でもマンガの中のリアルさが好きなので、どちらかといえば亡くなってしまうリアルさの方が好みかもしれません。ただハッピーエンドであってほしいので、亡くなる場合でも周りの人が前向きに頑張れるような終わり方でないと嫌です。奇跡的に助かるハッピーエンドも良かったと思える場合もあれば、嘘っぽいと感じる場合もあります。
この作品は病気ものではないですが、1週間付き合っての意味はやはりワケありです。
購入しなくてもどうなるかは検討がつくし、その想像に間違いはない。なんならワケありの理由まで予想できちゃいます。それでも購入した理由は海東くんの一途さを堪能したかったからとラストが気に入ったからです。実は無料一巻を読んで、先に最終巻を買いました。ラストがとても良かった。ラストがどうなるか分かっているのに、その間の話も全部購入。時代劇とかのラストが分かっていても好きなシリーズだから見たいっていう感覚に似てるかも。
始まりは非現実的、ラストは非現実の中のリアルさでハッピーエンド。海東くんの抱えている問題は解決はしていないし、夢も叶いそうにもない。2人が両思いになったことだけが救いのハッピーエンド。でもそのリアルさが好き。ぜーんぶ解決&両思いは嘘っぽすぎてそれは嫌だな。
下の名前で呼ぶのがドキドキ、手をつなぐのがドキドキなんてかわいい。海東くんがモテると知ってイライラする里実。親友が里実にちょっかいだしたら、独占欲丸出しの海東くんも見どころ。最後に里実が頑張る様子も良かったな。
残念だったのは番外編がちょこちょこ載りすぎてたこと。特に2巻、3巻に番外編が多く載っていて、いきなり途中に入るから本編とのつながり方とかがわかりにくかったです。
全体的には好きな話です。
神崎くんもごんちゃんも本当の友達思いって感じで好きだなぁ!良かった!