このレビューはネタバレを含みます▼
朝食を絡めたリアリティあるアラサーの岐路や女友達四人組の関係など、飽きずに読めて良いです。四人組や同僚きみちゃんとの距離感も心地よく、それぞれ転機を迎えても逞しく生きてる彼女達にイラついたり共感できて結構好き。アラサーのシビアなヒリヒリ感の表現面白いです。
私も朝からガッツリ母の手料理で育ったのでマリに共感出来て、今は朝食を作る側なので参考になるし気も引き締まるし、説教くさくなくてストレス無く読めます。朝食を外食で摂るなんて主婦には贅沢で憧れもあり。
食いしん坊は食で幸福感を得られる(笑)消耗した心を食で癒したり、美味しそうに頬張る彼女達の表情はまさに家族のそれと同じだし、行った事のあるお店も誇張された表現では無いし、結構ツボが詰まった作品です。ただご飯粒を残す絵はおばちゃん気になる(笑)
それと最初の方に出てくるレシピ「ごぼう蕎麦」は我が家の定番になってます(笑)かき揚げ揚げるの面倒な時に便利。他にも献立のヒントになっています(^^)v