野獣は激しく奪う
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野獣は激しく奪う

水谷京子

激甘🖤、溺愛のドタバタラブコメ。

ネタバレ
2019年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一度、一巻を無料で読んで、面白いなぁ、と思って 最終巻の10巻が出るのを待って、それから 大人買いしたものの、長編だから もしかすると 大の苦手なドロドロ劇な話なんじゃないか、と、主人公の彼女が何度も泣いたり、身を引いたり、最悪最低な当て馬が登場するんじゃないかと、不安になって、なかなか 本腰を上げて読めずにいました。そして、覚悟を決めて、読み出したら、なんのこれ、確かに 手強そうな当て馬が数人出てくるけれど、出てくるたびに、ばっさばさと二人で痛快に切り倒していくし、難解な問題も やっぱり 二人で 割とスムーズに乗り越えていっちゃうし、そういう前後も最中もイチャイチャラブラブ、それも エロいし、密室があれば、いやいや、隙間があれば、やっちゃってるし、そして、何が最高かっていうと、イケメンだのハイスペックだのチヤホヤされてる赤城だけど、実のところ、手懐けて 操ってるのは ありさだし、猛獣をスンナリ軟な獣にしちゃったありさに 女性として 誇らしく思いました。まぁ、ありさちゃん、巨乳でスタイル抜群で 艶やかな黒髪に潤んだ黒い瞳な美女だし、何気に天然イケメン男殺しだし、そして、最高に素敵な家族がいるし、全くもって 羨ましいです。この作品のもう一つの最大の魅力は どのキャラも、ペットの犬でさえ、強烈な個性の持ち主で 愛おしいと思ってしまいました。それは 例え 最初は 最悪、最強な当て馬でさえ、結果的には 毒を抜くと そうなっていました。10巻と長編ですが、一気に読めるほど 面白いですし、中だるみなしです。どのキャラも愛されて作られてるのがわかるほど、無駄な登場の仕方はしてません。赤城が 野生のオスみたく やっても、やっても まだ足りないって感じなんですけど、これくらい 愛されるのも悪くないって思ってしまいました、苦笑。だって、愛する、愛されるってそういうもんだと思うのです。セックSって ほんとは そういう気持ちの良いものだと思うんです。最終話とおまけ漫画は何度も読み返しました。ほんとに幸せそうな仲間が そこにいて、こっちまで 幸せになりました。(個人的に赤城の両親と姉が どツボで、姉とXXの結婚の報告を受けた時の赤城のシーンと結婚後に赤城がお姫様だっこでありさを連れて帰ろうとするシーンが なんでかわからないけれど、何度も読み返すほど、個人的には 大のお気に入りです。)
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